【専門用語多すぎ】メールドメインとは? メールの技術に関連する用語をまとめてみた
さくらレンタルサーバを使ってみましたが、めーる...どめいん? の設定項目にやたらと専門用語が羅列してあって、よく分かりませんでしたので 自分なりに調べてまとめてみました。
メールドメインとは何
まずドメインというのは、urlでよくみる〇〇.comとか、〇〇.co.jpとかの部分のことです。
例えばhttps://sakuragawanote.comだったら、「sakuragawanote.com」の部分がドメインということになります。
じゃあメールドメインとは何かと言うと、メールアドレスの@の右側にある文字列のことです。
sakuragawasuto@gmail.comなら、「gmail.com」がメールドメインです
urlのドメインとの違い
ここで、個人的混乱ポイントだったのですが、実はurlのドメインとメールドメインは概念的には同じらしいです
どういうことかと言いますと、webサイトのurlのドメインは、そのままメールアドレスとしても使うことが出来ます。
webサイトのドメインが、sakuragawanote.comなら、「foobar@sakuragawanote.com」(@の左側は何でもいい)と言うメールアドレスを作成して、使うことができます。
なぜなら、ドメインと言うのは、インターネット上におけるサーバの名前を指しているだけですので、そのサーバをwebサーバとして使うか、メールサーバとして使うかによってドメインがurlか、メアドになるかが変わってるだけです。
このように、ドメインの本体は同じなので、用途をわかりやすくするためにメールで使う方をメールドメイン、webサイトで使う方をurlのドメイン、またはwebドメイン(こっちはあんまり呼ばれない)と呼び方を変えたりします。
関連用語について
メールドメインに関連する用語として、SPF、DKIM、DMARCなどがあります。これらについて解説します。
SPF
SPF(Sender Policy Framework)とは、メールにおいて、受信側が送信側の正当性を確認するための仕組みです。
具体的には、送信側のドメイン所有者が、自分のドメインを管理しているDNSサーバに、送信元サーバのIPアドレスを設定しておきます(このIPアドレス情報をSPFレコードと言います)。
そうすることで、送信処理を行った後、メールの受信側は、そのレコードに含まれるIPアドレスと、相手の送信元サーバのIPアドレスが一致しているかどうかで、相手のメールが不正なものか、正当なものかを判断します。
例えば、「foobar@sakuragawanote.com」のメールアドレスで、「hogefuga@gmail.com」に、メールを送信したとします。
受信側のメールサーバ(gmail.com)は、sakuragawanote.comのドメインを管理しているDNSサーバに問い合わせを行います。
そのDNSサーバにあるSPFレコードと、送信元サーバのIPアドレスが一致しているかを確認し、一致していたら、届いたメールは正しいメールで、一致していなければ、届いたメールはなりすまし等によるものである可能性があると言えます。
DKIM
DKIM(DomainKeys Identified Mail)とは、メールが受信された際に、そのメールの内容が、作成時点から改竄されていないかを検証する仕組みです。
具体的な動作としては、まず、送信側が、DKIMに利用する公開鍵を、自身のドメインを管理しているDNSサーバに登録しておきます(この時登録する情報をDKIMレコードと言います)
次に、送信側が、メール送信時にメールのヘッダと本文からハッシュを作成し、秘密鍵を用いて暗号化します。この暗号化されたハッシュを、電子署名としてメールに付加します。
受信側は、送信側が行った時と同様に、メールのヘッダと本文からハッシュを作成します。また、公開鍵を利用して、電子署名を復号し、得られたハッシュ値と、自分で作成したハッシュ値を照合し、一致すれば、メールの内容は改竄されていないとわかります。
また、それによって、受信したメールが、送信者のドメインから、正当に送信されたものであることも確認できます。(秘密鍵を持っているのは、正当な送信元のみなので)
DMARC
DMARC(Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance)とは、前述したSPFやDKIMの認証結果に基づいて、受信側がどのようにメールを処理するかを定義する仕組みです。
具体的には、受信側がメールを受け取ると、ヘッダのFromに記載されているドメインに対して、そのメールにおけるSPFまたはDKIMで認証が成功したドメインと一致しているかを確認します(この確認処理をアライメントと呼びます)。
その後、認証に失敗した場合には、事前に定義してあるDMARCポリシーに基づいてメールを処理します。
DMARCポリシーとは
DMARCポリシーは、認証に失敗したメールをどのように処理するかを決めるルールです。
事前にDMARCレコードの一部としてDNSサーバに登録しておきます。
DMARCポリシーには、none(監視のみで、認証失敗時送信はする), quarantine(迷惑メールフォルダなどに隔離する), reject(削除する)の3つのレベルがあります。
DNSレコードとは
DNSレコードとは、DNSサーバの設定として、ドメインとIPアドレスの対応関係や、ドメインに対するリクエストを処理するための情報を記載するためのデータです。
先ほど紹介してきたSPFレコード、DKIMレコード、DMARCレコードも、全てDNSレコードの一種で、それらはTXTレコードと呼ばれる、テキストを記載するためのレコードに記述されます。
その他にも、DNSレコードには、Aレコード(ドメイン名とIPアドレスと対応させる)、MXレコード(メールサーバのホスト名を定義する)、CNAMEレコード(ドメイン名の別名を定義する)などがあります。
まとめ
これまでの用語をまとめると、
- メールドメイン→メアドの@の右側
- SPF→送信元サーバが正当か確かめる
- DKIM→受信したメールに改竄がないか、および送信者のドメインが正しいかを確かめる
- DMARC→SPF、DKIMを利用して、不正なメールへの対応を決める
- DNSレコード→DNSサーバの設定や、SPFやDKIMに必要な情報を記載するためのファイル
となります。
ここまで調べた以外にも、想像以上にメールに関する用語がめっちゃ多いということがわかったのですが
一度に全ては調べきれないので、今回はこれらの用語までにしておきます。
超余談ですが、某まぞくが活躍するきららアニメで、主人公がインターネットの本を読んで、「説明書を読むための説明書を付けておけ!」
と言っていたのを思い出しました。
メール関係の技術を調べて、その気持ちがわかりました。
2025年12月4日
2025年12月4日